
従来は、アスファルト製造プラント機器や、ダンプトラック等の運搬車両、ロードローラー等へのアスファルト合材の付着を防止するため、重油や軽油が使用されていました。しかし、これらが環境中に放出された場合には、環境汚染の原因となるほか、アスファルトをカットバックすることによりアスファルト合材の品質の低下を引き起こします。
これらの問題を解決するため、水系の付着防止剤が開発されてきております。アースガードTは、ワックスと高性能特殊界面活性剤を組み合わせることにより、付着防止性能を高めた新発想のアスファルト合材付着防止剤です。



石油系炭化水素類を一切、使用しておりません。
主原料の界面活性剤は、生分解性の高いものを使用しております。

高性能特殊界面活性剤により被着体に対し良好なぬれ性を示し、水で希釈した際にも均一な塗布が可能となり、アスファルト合材の付着を防止することができます。
<ぬれ性の比較>
同一の希釈倍率(50倍希釈)の希釈液を刷毛で鉄板に塗布した状態を比較、観察した。
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アースガードTは、塗布面に均一な水膜を形成しているのに対し、他社製品では水での希釈により充分なぬれ性が確保できないため、鉄板上で希釈液をはじいているのが分かります。このように均一な水膜が形成できない状況では、鉄板にアスファルト合材の付着が発生します。


【評価方法】
- 各種アスファルトを160〜170℃に加熱する。
- W70mm×H70mm×T3mmの鋼板に付着防止剤をスプレー噴霧する。
- 上記鋼板に型枠をセットし、アスファルト10gを注入する。
- 15分後に鋼板とアスファルトの付着状況を観察する。
評価方法は付着面積の大きさにより「0〜10段階」とする。
ストレートアスファルト(付着防止剤:50倍希釈)

アースガードTは微香性を有しているため、舗装現場でのアスファルト臭や合材プラントにおける作業環境を改善します。